itisuke雑記帳▼

翠巒(すいらん)祭2011

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 都立高校で1学期に文化祭をやる学校というのは聞かないのですが、6月の第1土日というのは、なぜか高校文化祭の集中日。高崎、前橋、春日部、土浦1高、桐朋、栄東などがあります。24時間勤務が終わり、また夕方から夜勤でしたが、ふと文化祭が見たくなって高崎高校へ・・1時間ほど。。

      

 で、今年のテーマは、「WILL connect(意思と繋がり)」。

 

 高崎駅から学校まで、3キロ近くあるそうで、当日は30人乗りくらいのシャトルバスというのが何台か走っていました。

 どちらかというと古い校舎ですが、木が生い茂り、いたる所に装飾が施され、校舎の前後に新しい建物が色合いを揃えて建っていて、それほどには感じませんでした。

 2つある校舎の1つは、大胆にも立ち入り禁止となっていて、使われていない方の校舎には巨大壁画が飾られていました。物理部(パソコン)や化学部(スライム作り・各種実験)なども、教室での展示。鉄研が活発で、廊下までJRの巨大ポスターで埋め尽くされており、通信制の展示もいい場所にあって、工芸品あり演奏ありで中に入れないほどでした。文藝部の読書喫茶、SSHの課題研究、放送メディア研究部の短編映画・DVD配布、数学部の数学クイズ、3-3戦国射的、囲碁部、将棋部、占い2件、マンガの展示など。夏は暑い土地柄なのか、教室の天井に4つも扇風機がついていたのが印象的でした。

 文化祭は土曜のお昼からで、ステージは体育館と中庭にあり、イベントステージは雨天時は柔道場でやるそうです。ステージの内容は和太鼓部演奏会、音楽祭、ミス・ミスター高高コンテスト(A・Bブロック予選・決勝)、漫才・コント・一発芸、フィーリングカップル、筋肉王国、グランドフィナーレという感じですが、一つのコーナーが終わると15分か20分休みで、その間は音楽が流れていました。

 体育館は土曜がロックコンサート、日曜は応援部、お昼の吹奏楽部、1時半から2時間は文・体育部対抗の紅白歌合戦でした。合唱、吹奏楽マンドリン部の演奏は同窓会館で、4日後に吹奏楽部、1カ月後に合唱部の定期演奏会があるそうです。

 正門のアーチには解説の人が看板を持って立っていて、大きな壁画の脇には体験コーナーなるものがありました。

 模擬店は体育部10団体がやっていて、クレープ(剣道部)、チョコバナナ(バトミントン)、焼きまんじゅう(硬式テニス部)、お好み焼き(硬式野球部)、チュロス(卓球部)など、まあ100円台ですね。教室では1年生2クラス合同で「冷やし中華」。食堂も生徒がやっているのかな? 食べ終わった食器は係りの者が片付けるそうです。

 他に「当たり付きスリッパ」、グッズは缶バッジ(限定500個・100円)と内輪(同・150円)。スタンプラリーは校内と校外があって、完成したら、先着500名にクリアファイルがもらえます。ラジオ風校内放送というのは、よく分からなかったのですが、放送中に発表されるキーワードを聴き、一つの言葉を完成させると、放送課からプレゼントがもらえるそうです。 

  

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 パンフレットはB6サイズで、各ページの下に広告覧があります。敷居に黒太のラインが引いてあり、その中に白抜きのはみ出し記事が入っているのですが、こうすると42ページ中32ページに広告があるのに、あまり圧迫感を感じさせず、全面広告は1ページだけでした。

 内容は先生の人気投票、名言集、アーチ・巨大壁画・ポスター解説。マスコットキャラクターは、パンフレットに4回、階段装飾、アンケート用紙などにも登場していました。

 実行委員の分担は、装飾を担当する創作班に、壁画班とアーチ班。イベントステージを運営するイベント班、体育館行事班、夜祭班。飲食だけでも、食堂・喫茶班と模擬店班があります。

 それにポスター・パンフレット班、一般展示班があって、大元の総務班の中に、会計、人事、広報、WEB、バス、グッズ、放送、履物、清掃、交通警備。創作班には企画、装飾とあって、それぞれ課長がいます。それ以外の班長はチーフと呼びます。数えてみたら、200人もいた・・。

 校舎の出口にクラスと部活の展示投票所があって、そのあとアンケートが配られます。ズバリ何点ですか? どちらからお越しになりましたか? 何で知りましたか? 来年も来ていただけますか? といった質問のほかに、アーチ、壁画、模擬店、喫茶店・食堂、ポスター・パンフレット、ステージでのイベント、うちわ・缶バッチ・クリアファイル、スタンプラリー、装飾、生徒の印象、校内・校外ラジオ放送、展示、ゴミの回収方法、体育館行事、招待試合、マスコットキャラクターについて、5段階評価を求めておられます。

 

 新聞部も本格的で、というか普通のフリーペーパー的な新聞で、さすが県立トップ校というか、新旧校長の対談、市長との対談、浦高教頭への取材、かつての翠巒祭(すいらん)、ぐんま高校生未来会議、前橋高定期戦、高校総体、大学レポ、高高ラジオアンケート、ネット犯罪、群馬DC(大型観光キャンペーン)、ボーイスカウト日本ジャンボリー峠の釜めし、高女新聞部討論会、校舎がモデルとなったヤンマガ「砂の栄冠」、高崎フィルムコミッションの紹介など。月1回発行しているとのこと。

 まあ前回、20年前に行った思い出としては、後夜祭しか記憶にありませんでした。福田(父)、中曽根元首相を出した高校だということと、「健康と真理かち得ん 高崎われらが母校 〜♪」の歌詞が頭にあっただけでした。

 後で読み物を見て、驚きの連続の学校でした。さて9月開催だったらどうなったことやら〜と思ったのと、やはり前橋高校とは別の日にやってほしかったと思ったくらいです。

 

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