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週休2日のすすめ

 相変わらず私立高校は週6日制が多いですが、豊島区の豊南高校が、いわゆる4学期制(2008年~)というのを取り入れて、ずいぶんたちました。今では東大や早慶大でも採用されています。

 週6日授業の豊南高ですが、冬休みと春休みを15日とし、夏休みを24日、6月末と10月初めに期末休みというのを4~5日取ることで4学期に分けて、何と3年間で4年分の授業時間を確保する事ができるのだそうです。夏休みを少し削る事で、授業の分断を防ぎ、学習へのモチベーション・理解度を落とさない様にということだそうです。

 私立高の生徒は週6日でも、先生の週休2日は土曜じゃないだろうし、塾も学校も月謝の他に講習代がかかります。また夏季講習などに行けない生徒に、学校が自習室を開ける様な事もありません。もうエアコンが普及しているので、夏休みを1ヶ月半も取るべきではないし、特に私立進学校の生徒って、片道1時間半かけて通学する人がざらにいる訳ですから、週休2日の方が無理がないと思う訳です。

 週5日制というと、公立高校では65分5限制というのをよく聞きますが、簡単に言うなら、今の授業時間を1限50分から10分増やして、60分授業とした場合、平日の5日間で1日60分ずつ増えるから、土曜の4限を休みにした上、水曜を5限にできる訳なのです。

 また土曜の授業は年に約45日です。4限を6限日に換算すれば3分の2の30日となります。それから年に3回の期末試験で、試験休みというのが年に9日あって、これをやめれば30日が21日になり、平日に行っている校外学習やら研修旅行を土曜や長期休暇中に行えば、連休ではない祝日は登校日とする事などで、たとえ長期休暇を削らなかったとしても、週休2日可能になると思われます。