城北埼玉高吹奏楽部の演奏会2011
今年(第11回)は、地震に伴う停電、休校により、春休みの練習ができない中での2時間の演奏会でした。
そういう中でも、クライマックの演奏や、個人が奏でる音色、ドラムを入れての演奏など、なかなか聴きごたえがありました。今年はどんな感じの演奏会だったか、同じ編曲者による演奏がネットで出回っているので、感じだけでも再現してみようかと思います。
第1部
前半はロマンチックに、後半は軽快に。さらに美しく、力強いファンファーレで終盤まで盛り上げていきます。(丸写し)
英雄は我が傍らに(In The Presence of Heroes)スウェアリンジェン作曲 ☆
日々身の回りにいる隠れた英雄とは、消防士や警察官、教師、医師に様に、ほとんど気づかれる事がなく、めったに真価を認められていない人々の事だそうです。
夢、英雄、奇跡と続く最後は、雪の中の教会へと続く道、やさしい心、鳴り響く鐘の音などを思い浮かべながらお聴き下さいとの事です。
第2部 企画ステージ
嵐 いきものがかり 竜馬伝(2010年のヒット曲)・・上を向いて歩こう(合唱)など
第2部は企画、演出などが凝っていて面白いです。ただパンフレットに曲名などが書かれていないので、司会の人から説明を受けても、僕にはちょっと書きとどめられませんでした。
代わりに今年、開校70周年だそうで、4月の演奏会が中止となってしまった、第12回城北高校吹奏楽部演奏会の公開されている曲だけですが、一緒にあげてみたいと思います。(笑点のテーマはOBが「幻の歌詞」を書いているのでおまけ)
第3部
壮大さがありつつも親しみやすいメロディーです。
劇場坂・銀河鉄道999は、その年の邦画第1位を記録。本番ではドラムが中央に出て、一番力が入っていた演奏でした。
1968年に結成されたロックバンド。編曲の佐橋さんは、こち亀やHUNTER×HUNTER、ガンダムSEED、テニスの王子様の他、紅白のテーマ曲や、ちびまる子音頭なども手がけた人だそうです。
確か城北高でも演奏していた曲です。城玉は演奏会が1回中止になった事があるので、来年は回数が揃うんじゃないでしょうか。
PS. 今年の演奏会は、東日本大震災(フジテレビがつけた名前かな?)からちょうど3ヶ月ということでした。
これについて顧問の先生の挨拶文を抜粋しますと、「何かにつけて自粛ムードが広がる傾向がありますが、このような時だからこそ、いま我々の出来ることに精一杯持てる力を注ぎ込み、こうした日常的な活動の出来る幸せを実感させることも必要と考えます」とのことで、当日の演奏会では、生徒会の人が募金活動なども行っていました。
別冊の「裏パンフレット」には、「顧問へききたい60の質問」(3月31日作成)というのがありました。
8、先生が退職されたら、わが部はどうなるのでしょう?
16、それぞれのパートに求める音はどんな音ですか?
23、音楽の楽しさとは何ですか?
31、中学生の時に所属していた部活は何ですか?
38、人として一番欠けてはならないことは何ですか?
43、もう歳だなと感じる瞬間はいつですか?
45、一句お願いします
49、次の総理は誰だと思いますか?
50、担当の教科以外で好きな教科は何ですか?
等々。音楽だけじゃなく、「勉強と部活は両立すると思いますか?」みたいな方法論?でもなく、物事の本質を語り合ってる所がいいなと思いました。
ちなみに、
44、男子校をどう思いますか?
k、正面から向き合えて、サッパリしていて良いが、たまには「「女の子」」も教えてみたいかな
s、最高じゃないですか
18、この部活のいいところ、悪いところひとつずつお願いします。
k、(良)明るくファミリームード
(悪)人間関係の修復・話し合いが下手
s、(良)みんなやさしいいいやつらの集まり
(悪)片付けが下手
33、女性に求めることは何ですか?
k、求めることはない。愛すべき存在
s、女性に限らないけど(愛)
といった、熱い対話もありました。
あと、この部活には「じょったまブラス」という通称があります。
この「じょったま」という言葉、僕が最初に目にしたのは10年前で、その頃はまだ、ネットの掲示板でも、「何だそりゃ」という感じだった様に思います。それから2〜3年して、けやき祭の帰りのバスで、生徒さんが小声で「じょったま」と言ってたのを聞く様になって、いつの間にか公用語になってしまいました。
開校の頃は、「城埼」という呼び方を生徒新聞で見たことがあります。大昔のけやき祭のパンフレットで「城っ玉」という文字を見たことがあるので、20年前くらいにできた呼び方かもしれません。独協埼玉高の「どったま」から来たものですが、たぶん中学生が入った事で広まったのではないかと思います。
最近は、漢字では読めない様な名前をずいぶんみかける様になりました。古くからの通称「じょうたま」と比べて、頭の中を整理して考えやすくする、人と情報を共有しやすくする、アクションを起こしやすくする、という風につながればよろしいんじゃないでしょうか。
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