川越高校の生徒憲章

 今は改正されているかもしれないですが、昔、県立川越高校のくすのき祭でもらった、生徒憲章と生徒規約のプリントを見つけたので、紹介しておこうかと思います。生徒憲章では服装自由化を明記し、生徒規約では体操着を規定していたり、担任を学級主任と呼んで、さりげなく先生の立場と役目も明記している様に感じました。

 
生徒憲章

 私達はあらゆる問題を真剣に考え、社会に対し広い視野と正しい判断力を養い、それらを基礎にした自主的民主的な活動を通して、私達の人間性を高めることが高校生活における重要な目標の1つであると考える。この観点から自主的民主的活動の制限は私達の目指すものと背反するものであると考え、私達は今後あらゆる表現の自由と、自主的民主的活動(政治的活動を含む)の自由を保証し、それらを健全で有意義なものに高めていこうとする努力を通して、私達自身の人間形成をはかっていくことに意見の一致をみた。私達はここに「生徒憲章」を制定し、この目標を達成する決意である。

第1条 あらゆる自主的民主的活動(集会への参加、その開催、サークルの結成、その他)の自由を保証する。

第2条 掲示、印刷物の発行、配布等のあらゆる表現の自由を保証する。

第3条 服装については個人の自由意志に任せる。 
 

生徒規約

 私達は学校生活をより円滑にするために次の規約を制定する。

1.校内の施設器具等は、破損汚損紛失等のことがないよう努める。もしこれらのことが起こった場合には直ちに学級主任又は関係職員に届け出る。

2.火気を取り扱う場合には関係職員又は学級主任の許可を得て行い、後しまつを完全にする。

3.校内で盗難にあったり物品を紛失又は拾得した場合には直ちに学級主任又は関係職員に届け出る。

4.自宅もしくはその付近に法定伝染病患者が生じたときには直ちに学校に届け出る。

5.学校又はその付近に火災等があったときには関係生徒はすみやかに登校して防除に努める。

6.自主的民主的活動のために学校の施設を利用する場合、その責任者は事前に学校に届け出る。

7.掲示、印刷物は、責任者名をもって事前に特別委員会に届け出る。但し、内容については干渉されない。

8.掲示物は所定の場所に掲示し、掲示期間は原則として一週間とする。

9.体育の授業時間は適当な運動服装(原則として白色)に着替える。

10.週番は全校週番と学級週番とする。

11.全校週番は3年各学級2名ずつ輪番に当たり、職員週番の指導によって下記の事項を行う。
 (1) 全校生徒集会の場合整列の指揮。
 (2) 校内の清潔整頓に関すること。
 (3) 全校週番日誌に必要事項を記入すること。

12.学級週番は各学級2名ずつ輪番に当たり、学級主任の指導により下記の事項を行う。
 (1) 時間変更その他の伝達事項。
 (2) 分担区域の清潔整頓に関すること。
 (3) その他学級に関する事項。

13.週番引継ぎは月曜日に行う。


付記

1.この生徒憲章及び生徒規約は昭和45年4月1日より実施する。

2.生徒憲章及び生徒規約の改正は生徒会会則の改正に準じて行う。



 下記の了解と期待の下に、「生徒憲章」および「生徒規約」を承認する。

1.生徒憲章は、生徒の達成すべき目標をかかげたものと理解し、生徒の自主性に申し合わせた努力目標として、学校はこれを尊重すべきものと考える。

2.生徒憲章にいう「表現の自由」には、個人攻撃等、ひぼうの自由は含まれないものと了解する。

3.生徒憲章および生徒規約にいう自主的、民主的活動には政党等校外の政治団体の争いが校内に持込まれることによって学校本来の目標が妨げられること、および暴力の行使は含まれないものと了解する。

4.服装については、高校生にふさわしく、簡素かつ清潔なものの着用が期待される。

5.生徒規約6の条項は県立高校としての管理権をさまたげないものと了解する。

           昭和45年2月26日  埼玉県立川越高等学校長 



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