itisuke雑記帳▼

城北埼玉高への提案

今からちょうど10年前に、城北埼玉学園の近藤文彦理事長・校長宛へ投稿した意見を元に、施設の話だけを加筆修正して書いてみました。本当は共学化の話、教育の話を含めて3部構成だったのですが、今となってはお粗末な意見となってしまったので、割愛させて頂きました。

施設の改良

これから数年かけて、築30年を経た校舎の修繕が行われると思います。鉄筋建築物の耐用年数は60年くらいで、修繕すれば7~80年くらい持つと言われますが、たいていは見た目で築40年程度で壊してしまい、学費などの負担が大きくあがる原因になってきました。

 特に、正門から見た校舎の印象が大事であると思われますが、学校説明会へ行って人気がない校舎を歩いてみると、やはり校舎の塗装の必要を感じたりします。

 本館の正面(けやきの壁画の所)は窓が小さくて単色な壁面ですが、年数がたつとペンキを塗ってもむくんできて、しかも何度と写真にも写されるので、校舎の老朽化を印象づける部分であります。

 また敷地は大変広いのに、校地の中央に校舎が建っているため、グランドが広くなく、別の場所で運動会をやっていますし、グランドにバックネットもなく、野球部の練習は河川敷のグランドで行っています。中庭にスクールバスが走っているため、文化祭で正門にアーチを建てることができず、垂れ幕をかける所にパイプを組んで、アーチと呼んでいますし、中庭に露店が作りにくく、人でにぎわうべき場所が台無しになっている印象も見られます。

 だからまず、バス停を二つの門と食堂の間の駐車スペースなどに移した方がいいし、グランドに突き出ている中学棟を削り、くぼんで暗い共通棟の正門側に教室を増築し、中・高棟のはしにある男子トイレに女子トイレを増築すると、正門から見た校舎の感じが結構変わるのではないかと思います。

 また校地の外回りに目隠し程度にしか植えていない樹木を、もっと校舎の回りにも植えるべきですし、屋上の防水塗装、水道管などの更生工事、本当は廊下やベランダを拡張した方がいいのかもしれませんが、外壁の修繕(光触媒タイルとかサイディングなど)をちゃんとやってほしいです。

 校舎をあと2~30年は持たせるぞという気持ちがあるなら、地下鉄東西線の高架駅の屋根の様に、太陽電池をつけるという方法も考えられると思います。

 また高校棟の一番奥の教室などは柱の数が少ないため、廊下をなくす事で大部屋に直せるはずで、高校棟の音楽室を移して廊下をつなげば、中学各階4教室、高校は6教室の形が整います。

 
 軽く3?4億円はかかる話ですが、仮に40億円かかる建て替えを10年遅らせれば、10億円の節約になる訳で、修繕費の負担が軽くなります。入学時に払う施設費を月払いに変えても、気安く値上げされる心配が減りますし、中高入学時に合わせて40万円くらいになる入学金も毎年1万円ずつ、半分になるまで下げていけば、結果として志願者が増えて受験料収入が上がっていくことになるのではないかと思います。

 城玉は進学校で、あまりスポーツ施設を重視し過ぎる必要はありませんから、あと2~30年たって、高校棟の耐用年数が来たら、体育館横のコートとバスの車庫の所に校舎を建てて、高校棟を壊し、グランドを広くすればいいことだと思います。